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ボツリヌス菌の食中毒の治療法は?どんな症状が?原因はなに?

   

食中毒
 

食中毒の原因菌にもなるボツリヌス菌は、毒素によって神経筋中毒を引き起こします。その

ボツリヌス菌が原因の食中毒になったら、適切な治療が必要です。また症状や原因を

把握して、速やかに対処することも大切ですよ。今回はボツリヌス菌の食中毒の治療法と、

症状や原因についてあなたにお伝えします。

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ボツリヌス菌の食中毒の治療法は?

ボツリヌス菌の食中毒の治療法は、ボツリヌス菌の毒素に対する抗毒素を投与して、毒素を

中和することが必要です。また症状に対する対症療法も合わせて必要となるんですね。

したがって、ボツリヌス菌が原因の食中毒にかかった場合には、速やかに病院を受診する

必要がありますよ。病院で最初に検査が行われるのですが、大抵はその検査結果を

待つことなく、すぐに治療が始まるんですね。

 

まず胃から内臓等にまだ吸収されていない毒素を排除するために、口から胃に挿入された

管を通じて、活性炭を投与します。その間に血圧や脈拍、体温などを頻繁に計測されて、

まれに呼吸困難を起こす場合があり、その際には一時的に人工呼吸器が装着されることが

あるんですね。このようにお伝えすると、とても危険な食中毒のように思うでしょうが、

現在はボツリヌス菌が原因の食中毒で命を落とす割合は1割以下で、20世紀のはじめ頃は

命を落とす割合が約7割もあったことを考えると、医学の進歩によってさほど驚異では

なくなった、と言えます。とは言え、適切な治療を受けないと命に関わる危険な食中毒には

変わりませんよね。

 

病院などの医療機関で診断を受け、ボツリヌス菌の食中毒だと診断されたら、毒素を

中和するための抗毒素を投与されるのですが、ボツリヌス菌の食中毒を発症してから、

大体3日以内に投与することができれば、高確率で効果が期待できるんですね。

 

では、なぜ3日以内の投与なのかというと、実は抗毒素は、症状によってすでに損傷して

しまった箇所を治すことはできないんです。というのも、抗毒素の効能は身体機能が現状より

悪化することを防いだり、遅らせたりすることだからなんですよね。また人によっては、

抗毒素そのものが問題になることもあるんです。これは抗毒素に対する重いアレルギー反応

血清症を引き起こす可能性があるので、この事からも医療機関で適切な診断を受ける必要が

あるんですね。

 

抗毒素を投与することによって、数日から長いと数ヶ月くらいで自然回復していきます。

しかし、回復した人の中には後遺症として、その後何年間も疲労や息切れが起こることが

あるので、その場合は長期で医療機関を受診する必要がありますよ。

 

ボツリヌス菌の食中毒にかからないための予防も大切です。ボツリヌス菌自体は幅広く

分布しているので、食材の汚染を防ぐことは難しいのですが、ボツリヌス菌の増殖を防ぐ

手段はあります。詳しくは後述しますが、ボツリヌス菌の原因食品は酸素のない状態に

なっている食品が多いので、缶詰、瓶詰め、保存食などが当てはまります。

 

ただ現在の缶詰やレトルト食品などの大半は、120度以上で4分間以上の加熱が

されているので、常温で保存しても問題はないのですが、中にはこの工程を行っていない

ものもあります。前述した工程を行っているかどうかの目安として、その食品のラベルなどに

「食品を気密性のある容器に入れ、密封した後、加圧加熱殺菌」などの表記がなかったり、

「要冷蔵」「○○℃以下で保存してください」などの記載がある場合です。

 

このような場合には必ず冷蔵庫などで低温保存をして、期限内に食べるように

してくださいね。また前述した工程があったとしても、真空パックや缶詰などが膨張して

いたり、異臭を感じたら危険ですので絶対食べないでくださいね。

 

ボツリヌス菌の毒素は80度以上30分間の加熱で死滅するので、食べる際には

十分加熱しましょう。しかし、ボツリヌス菌自体は熱に強く、120度以上4分間以上の

加熱でないと完全には死滅しないので、食材をよく洗ってから加熱する温度や、保存する

温度には十分注意してくださいね。またマイナス18度以下で冷凍保存するのも

良いですよ。したがって、食べる際には十分な加熱処理をして、保存する際には

低温保存をするのが予防につながりますよ。

食中毒ボツリヌス菌はどんな症状が?

食中毒ボツリヌス菌の症状は、通常ボツリヌス菌の毒素の潜伏期間は8時間から

36時間ですが、中には4時間がすぐに症状が現れたり、逆に1週間経ってから発症する

場合もあって、毒素が多く体内に取り込まれるほど早く発症するんです。一般的には

原因食品を食べてから1日以内に発症した場合が一番症状が重いんですよね。


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具体的な症状は大きく分けて胃腸障害と神経障害の2つに分かれます。胃腸障害は食中毒で

よくある症状、腹痛や下痢、嘔吐などで、ボツリヌス菌の食中毒の場合には初期症状として

発症することが多いんですね。その後に、めまいや頭痛に伴う全身の違和感、視力低下や

かすみ目などの視覚障害、喉の渇きや声がかすれるなどの障害も起きます。特に顔の筋肉の

緊張が失われることがあって、それにより、話すことやモノを飲み込むことが困難に

なることもあるんですよね。

 

さらに重症化してしまうと、腕や脚の筋肉と呼吸に関わる筋肉が弱くなってしまうので、

四肢の麻痺や呼吸困難に陥ってしまい、命の関わってきます。そのような状態にならない

ためにも、症状が現れたら速やかに、医療機関で適切な治療を受けましょうね。

ボツリヌス菌の食中毒の原因はなに?

ボツリヌス菌の食中毒の原因ですが、前述しましたように原因食品となるのは、ビン詰や

缶詰、保存食品で、特に自家製の缶詰や瓶詰めが原因となることが多いんですよね。特に

ビン詰めや缶詰の汚染された食材の中で、ボツリヌス菌が増殖すると、容器が膨張し異臭を

放ちます。このようの事象が一つの目安と言えるのではないでしょうか。

 

また常温で放置された食材も原因となりえるんですね。稀にですが、野菜や魚、果物、

香辛料などの調理済み食品も原因となるんです。またボツリヌス菌は特別な菌というわけ

ではなく、普通の環境の中で存在する菌で、空気によって運ばれていくので、少量の土や

埃を吸い込んでしまったことが原因で、ボツリヌス菌の食中毒になる場合もあり、皮膚の

傷や眼から体内に入り込んでしまうこともあるんですよね。家で自家製の瓶詰めや缶詰を

作るときには十分注意してくださいね。

まとめ

ボツリヌス菌の食中毒の治療法は医療機関を受診して、抗毒素を投与することです。適切な

治療を受けないと命に関わる危険な食中毒なので、十分注意してくださいね。また食材の

調理や保存方法で未然に防ぐことも可能なので、食材の取り扱いには

気をつけてくださいね^^

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